リハビリテーション科
リハビリテーション科
当院では、これまで多く見られていた「電気をあてる」治療だけではなく、医師の診断に基づき専従の理学療法士が専門的なリハビリテーションを行っていきます。
対象患者様の範囲は幅広く、年齢、痛みの部位に関わらず積極的に実施してまいります。
けがや病気、高齢、障害などにより運動機能が低下した状態を、起きる、立つ、座るといった基本動作のトレーニングや歩行訓練を行います。当院ではより積極的な運動療法を行うために各種リハビリ機器を導入しています。
運動器のリハビリテーション治療で、最も頻度が高い症状は肩こり・腰痛です。また、骨折、変形性膝関節症、スポーツ障害などで運動器の機能低下が認められる場合にも行われます。
低下した筋力・関節の改善を図ることで、歩行、立ち上がり、階段などの日常生活動作を回復します。
また、社会活動に復帰できるように障害された機能を回復します。より高度な能力が求められるスポーツ活動への復帰なども目指して行われることもあります。
首のつけ根から肩、あるいは背中にかけて張る、凝る、痛いなどの症状があり、頭痛や吐き気を伴うこともあります。連続して長時間同じ姿勢をとる、首・背中が緊張するような姿勢での作業、姿勢が悪い人(前かがみ・猫背)、運動不足、精神的なストレスなどが原因となります。
中年以降、特に50歳代に多くみられます。関節を構成する部分(骨・軟骨・靭帯・腱)などが老化し、肩関節の周囲に炎症が起きることが原因と考えられています。
自然に治癒することもありますが、ときには日常生活に支障がでるばかりでなく、関節が癒着して動かなくなることもあります。
運動療法を積極的に行うことで改善までの期間が短くなります。
腰痛の多くは、腰椎に負担がかかることで発症しますが、様々な病気が背景になっていることもあります。安静にしていても痛みが軽くならない場合は運動療法が効果的な場合が多くあります。
使い過ぎ、頑張りすぎでなってしまうことが多いスポーツ障害には、テニス肘、ゴルフ肘、野球肘、野球肩、ジャンパー膝、グロインペイン、疲労骨折などがあります。
一度の外力で生じるけがではなく、スポーツ中の繰り返し動作で生じることが多く、予防やコントロールが重要となります。
運動療法で症状が改善した後には、理学療法士、専門のアスレチックトレーナーによる運動指導も行っていきます。